平成17年 9月定例会 平成17年9月四万十
市議会定例会会議録四万十市告示第148号 平成17年9月四万十
市議会定例会を次のとおり招集する。 平成17年8月30日 四万十市長 澤 田 五十六 記1. 期 日 平成17年9月6日2. 場 所 四万十
市議会議事堂四万十市告示第150号 平成17年8月30日付け四万十市告示第148号で告示した平成17年9月四万十
市議会定例会の招集について、次のとおり変更したので告示する。 平成17年9月5日 四万十市長 澤 田 五十六 記1. 期 日 平成17年9月8日2. 場 所 四万十
市議会議事堂3
. 変更理由 台風14号の接近により
災害対策本部を設置し、防災体制の十分な機能を果たすため。 平成17年9月四万十
市議会定例会会議録(第1日) 平成17年9月8日(木)■議事日程 日程第1
会議録署名議員の指名 日程第2 会期の決定 諸般の報告 日程第3 第1号議案から第19号議案、第22号議案から第24号議案 第1号議案 専決処分の承認を求めることについて(平成17年度四万十市
一般会計補正予算(第2号)) 第2号議案 専決処分の承認を求めることについて(平成17年度四万十市
下水道事業会計補正予算(第1号)) 第3号議案 平成16年度中村市
水道事業会計決算の認定について 第4号議案 平成16年度中村市
病院事業会計決算の認定について 第5号議案 平成17年度中村市
水道事業会計決算の認定について 第6号議案 平成17年度中村市
病院事業会計決算の認定について 第7号議案 平成17年度四万十市
一般会計補正予算(第3号)について 第8号議案 平成17年度四万十市
国民健康保険会計事業勘定補正予算(第1号)について 第9号議案 平成17年度四万十市
鉄道経営助成基金会計補正予算(第1号)について 第10号議案 平成17年度四万十市
介護保険会計保険事業勘定補正予算(第1号)について 第11号議案 平成17年度四万十市
簡易水道事業会計補正予算(第1号)について 第12号議案 四万十市公の施設の
指定管理者の指定の手続等に関する条例 第13号議案 四万十市公の施設における
指定管理者の管理等に係る関係条例の整備に関する条例 第14号議案 四万十市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例 第15号議案 四万十市漁港区域内における行為の規則に関する条例 第16号議案 四万十市
都市計画審議会条例 第17号議案 議会の議員その他非常勤の職員の
公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例 第18号議案 四万十市
福祉医療費助成に関する条例の一部を改正する条例 第19号議案
幡多公設地方卸売市場の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例 第22号議案 四万十市道路線の廃止について 第23号議案 四万十市道路線の認定について 第24号議案
こうち人づくり広域連合規約の一部変更について (議案の上程、提案理由の説明) 日程第4 所管事項の調査(平成17年6月定例会より継続調査) (各
委員長報告) 日程第5 第20号議案及び第21号議案 第20号議案
工事請負契約について 第21号議案 四万十市
過疎地域自立促進計画(後期)を定めることについて (議案の上程、提案理由の説明、質疑) (
委員会付託、
委員長報告、質疑) (全員協議会) (討論、採決)■本日の会議に付した事件 日程第1から日程第5まで出席議員 1番 竹 葉 傳 2番 芝 藤 健 司 3番 黒 石 栄 一 4番 遠 山 道 男 5番 浜 田 菊 枝 6番 北 澤 保 7番 上 岡 礼 三 8番 白 木 一 嘉 9番 濵 田 敦 夫 10番 篠 田 定 亀 11番 稲 田 豊 明 12番 芝 和 雄 13番 松 田 達 夫 14番 宮 本 博 行 15番 渡 辺 稔 16番 宮 本 幸 輝 17番 稲 田 勇 18番 竹 内 顯 19番 市 川 史 郎 20番 今 城 良 和 21番 土 居 隆 夫 23番 岡 村 剛 承 25番 佐 田 久 江 26番 安 岡 昭 27番 坂 本 圭 子 28番 滝 平 繁 行 29番 毛 利 正 直 30番 安 岡 茂 31番 猿 田 勉 32番 北 沢 和 足 33番 上 野 宏 34番 川 村 一 朗 36番 宮 崎 工 37番 渡 辺 大 東欠席議員 22番 岡 本 和 也 35番 藤 田 豊 作出席要求による
執行部側出席者職氏名 市長 澤 田 五十六 助役 中 平 正 宏 収入役 浜 田 朗 総務課長 野 中 正 広
企画広報課長 浦 田 典 男 財政課長 武 田 光 司 市民課長 佐 竹 徹 志 税務課長 杉 本 整 史
保健介護課長 中 屋 和 男
人権啓発課長 沢 田 俊 典 建設課長 安 岡 俊 一
商工観光課長兼
公設市場長 宮 村 和 輝
都市整備課長 宮 川 昭 雄
農林水産課長 川 上 悟
市民病院事務局長 茶 畑 真 澄
福祉事務所長 山 内 徳 男 水道課長 浜 口 貞 雄
代表監査委員 加 用 敏 喜
教育委員長 池 本 充 明 教育長 宮 地 昭一郎 教育次長兼図書館長佐 竹 猛
学校教育課長 大 林 郁 男
西土佐総合支所長 岡 林 武 範職務のために議場に出席した
事務局職員職氏名 局長 吉 本 茂 局長補佐 岡 本 則 雄 総務係長 杉 本 義 和 議事係 井 村 恵 一 午前10時4分 開会
○議長(渡辺稔) おはようございます。 これより平成17年9月四万十
市議会定例会を開会いたします。 開会の前に一言ご挨拶を申し上げます。 一昨日の14号台風の豪雨に際しましては、具同地点における最高水位は、昭和10年の12.07m(メートル)と昭和38年の10.45mに次ぐ9.86mでありました。四万十川の河口の下田地区から上流の西土佐地区まで、多くの市民の皆様が被災されました。議長として、この場をお借りいたしまして、被災されました方々には心からお見舞いを申し上げます。 それでは、直ちに本日の会議を開きます。 欠席、遅刻、早退の届けが参っております。
岡本和也議員、実父の逝去により欠席、
滝平繁行議員、
藤田豊作議員、所用のため欠席、芝 和雄議員、所用のため早退、安岡 茂議員、
土居隆夫議員、
稲田豊明議員、交通規制のため遅刻、
長尾地球環境課長、
土居支所総務課長、公務のため欠席、以上のとおり報告いたします。
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○議長(渡辺稔) 日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第78条の規定により、議長において
遠山道男議員、竹葉 傳議員を指名いたします。
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○議長(渡辺稔) 日程第2、会期の決定を議題といたします。 会期日程について
議会運営委員会でご協議を願っておりますので、その結果について
議会運営委員長の報告を求めます。
上野 宏議会運営委員長。
◆
議会運営委員長(
上野宏) おはようございます。
議会運営委員長報告を行います。 9月9日委員会を開催しまして、
今期定例会の会期及び日程等について協議をいたしました。その結果についてご報告をいたします。 会期につきましては、質問者が12名であり、一般質問の期間を3日間として、本日から9月28日までの21日間としております。日程等の詳細につきましては、お手元に配付しておりますので、ご参照を賜りたいと思います。 なお、執行部より「第20号議案、
工事請負契約について」並びに「第21号議案、四万十市
過疎地域自立促進計画(後期)を定めることについて」の2件について先議の依頼を受け、協議の結果、先議を行うこととし、特に「第20号議案」につきましては、新聞報道された経過等もありますので、先例では
委員会付託を省略しておりましたが、
委員会付託のうえで議決をすることと決しました。 議会だよりの
原稿提出期限は、10月3日月曜日正午といたしておりますので、よろしくお願いいたします。 次に、7月7日議会だよりの編集のため委員会を開催し、
原稿提出者16名についての校正、編集を行いました。 なお、その他の所管事項の調査につきましては、引き続き閉会中の継続調査にお願いすべきものと決しました。 以上のとおり報告いたします。
○議長(渡辺稔) 以上で
議会運営委員長の報告を終わります。 お諮りいたします。
今期定例会の会期については、
議会運営委員長の報告のとおり、本日から9月28日までの21日間といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(渡辺稔) ご異議なしと認めます。よって、会期は21日間と決定いたしました。 この際、諸般の報告をいたします。 6月定例会以降における議長の事務報告及び議長が決定した議員派遣については、印刷としてお手元に配付いたしておりますので、これによりご了承願います。 以上で諸般の報告を終わります。
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○議長(渡辺稔) 日程第3、「第1号議案」から「第19号議案」並びに「第22号議案」から「第24号議案」を一括議題といたします。 直ちに提案理由の説明を求めます。 澤田市長。
◎市長(澤田五十六) おはようございます。 台風14号の影響によりまして、2日遅れの開会となりましたけれども、本日、議員各位のご出席をいただきまして、9月の
市議会定例会を開会できますことをお礼申し上げます。 議案の説明の前に、今回の台風についてでございますが、大型で強い勢力を保ったまま九州に上陸した台風14号は、各地に記録的な豪雨と大きな被害をもたらしました。本市におきましても、住家等の浸水被害や道路・農地の冠水被害などが多数発生し、大きな災害となりました。特に、西土佐、大川筋、後川、八束、下田などの四万十川沿川では、川の氾濫等により広い範囲が水に浸かり、床上・床下浸水などの被害が出ております。また、崖崩れによりまして住家が半壊する被害も西土佐で発生しています。被災された方々には、心からお見舞いを申し上げます。 被災状況につきましては、目下調査中でございますが、昨日17時現在で把握できている件数といたしましては、けがをされた方が1名、住家の半壊が1件、住家等の床上浸水が114件、床下浸水が36件、道路や河川等の被害が23件、農林関係では田畑の冠水等が約12ha(ヘクタール)、
農林施設等の被害が25件などとなっています。 市といたしましては、今後とも被災状況の把握に努めるとともに、国・県等の協力を得ながら、一日も早い復旧に向けて取り組んでいきます。 さて、
今期定例会にお願いする議案は、専決処分の承認議案で「平成17年度四万十市
一般会計補正予算」など2件、
決算認定議案で「平成16年度中村市
水道事業会計決算の認定」など4件、予算議案で「平成17年度四万十市
一般会計補正予算」など5件、条例議案では「四万十市公の施設の
指定管理者の指定の手続等に関する条例」など8件、その他の議案では「
工事請負契約について」など5件で、合計24件となっています。このほかに報告事項が3件あります。この中で、先議をお願いする案件として「
工事請負契約について」など2件を提案していますので、よろしくお願いいたします。 議案の詳細は、後程助役から説明いたしますので、私からは6月定例会以降における主要課題等への取り組みについて報告をいたします。 最初は、観光振興です。昨年は天候不順に悩まされました夏場の観光ですが、今年は天候にも恵まれ、「かわらっこ」や四万十いやしの里など観光施設の利用状況は、おおむね好調に推移しています。 また、最近の観光のスタイルについてですが、従来の団体・通過型のものから、時間に縛られずゆったりと観光を楽しむ少
人数グループが多くなる傾向にあり、今話題の
スローライフの実践や地域色豊かなおいしい食事等を求める観光客、特に女性客の割合が確実に増えています。今後は、このような女性を中心とする少
人数グループも視野に入れ、豊かな自然、小京都、おいしい食物等をバックに、よりきめ細やかな受け入れができるよう取り組んでいきます。 また、長年取り組んできました体験型の修学旅行につきましても、17年度は関東地域にも浸透し、入り込み客が飛躍的に増えました。 次は、市民祭です。今年は50周年記念と共に、合併後初の市民祭となったことで、例年より多くのイベントが開催されました。まず、7月29日の
天神橋アーケードにおける前夜祭では、
路上パフォーマンスや昔の提灯台の展示などの
記念イベントが行われ、大勢の市民で賑わいました。翌30日のなかむら踊りと提灯台のパレードでは、西土佐から半家地区の「牛鬼」が初めて参加し、近年で最も多い26チームが参加したパレードに華を添えてくれました。その他の行事につきましても、恒例の
全日本女郎ぐも相撲大会を始め、思い出の写真を集めた50周年
記念写真パネル展、そして祭りのフィナーレとしては、ストリートパフォーマンス・
郷土芸能大会、功労者表彰、
納涼花火大会などが開催され、大勢の市民や観光客で盛り上がりました。 今年の市民祭は、記念の年の行事として、
実行委員会を始め関係機関、市民の皆様から、これまで以上に温かいご支援・ご協力をいただきました。心から御礼を申し上げます。 次は、
中心市街地の活性化です。14年度から「まちづくり四万十」で取り組んできました栄町
祇園風街並整備事業が最終年度を迎えまして、11月中旬の完成を目指し、間もなく工事に取り掛かる予定でございます。また、天神橋1区のくつろげる道としての再整備事業は、来年2月末の完成を目途に、現在、国・県との協議に入っております。整備の内容としては、隣接する東下町商店街との統一性を持たせるため、路面は石畳風にし、街全体が落ち着いた雰囲気を醸し出すものにしたらと提案されております。また、側溝上部の整備や電柱等の
セットバックによりまして歩行者空間を確保し、安全・安心なくつろげる道とすると共に、街路灯は路面整備との調和を図るため和風のものが考えられております。
中心市街地は両商店街の整備が完成することによりまして、既に完了している東下町くつろげる道としての再整備や、また水と緑の
市街地整備との連続性や面的な広がりがつくり出され、街に来る人にとって魅力あるものになってきていると思います。 次は、農林業の振興についてでございます。まず、農業振興ですが、平野部では担い手や
認定農業者の確保と育成に努め、担い手への農業集積を促進する施策を進めます。一方、中山間地域においては、今後も集落営農や
有機農業等の推進に引き続き取り組んでいきます。また、直販所や
学校給食等中心に地産地消の拡大を図ると共に、食育との連携を進める中で、中村と西土佐とのお互いの持ち味を活かしながら生産性の向上を図っていきます。 また、林業振興ですが、約5万3,000haという広大な森林面積を有する市になりましたので、この森林を活用するため除間伐の推進や作業道等の路網を整備し、森林として生産性の向上を図り、環境保全や公益的機能が活かせる森林づくりに努めていきます。 次に、中山間振興ですが、中山間地域の維持・発展を図るうえで重要な施策である中
山間地域等直接支払制度が今年度より新たに5年間の制度としてスタートしました。新制度では、集落の将来像の明確化や
取り組み内容により交付金単価が異なる段階的単価が取り入れられまして、将来に向けて
農業生産活動を継続する一定の条件を満たす協定は通常単価、この要件を満たさない協定は通常単価の8割、より積極的な取り組みを行う協定には加算措置が講ぜられることとなりましたので、各地域で説明会を開催してきたところでございます。8月末時点での
協定締結見込み数は40協定で、その内容としては、前対策から引き続き締結するものは25協定、今回新たに協定するものは15協定、面積は410ha、交付金額は7,700万円を見込んでおります。 また、13年度より取り組んできました東富山4集落、片魚、大屋敷、常六、三ツ又の活性化組織でございますが、本年2月に「
東富山ふるさとを守る会」が設立されました。地域全体で考え行動できる組織として、東富山地区の維持・発展に向け取り組みが進められることを期待すると共に、今後他の地域においても同様の組織が設立されるよう努力していきます。 次に、
過疎地域自立促進計画についてです。
過疎地域自立促進特別措置法の規定によりまして、合併前に過疎地域の指定を受けていた区域は、合併後においても同法による過疎地域とみなされ、手厚い
財政支援等が受けられることから、西土佐の区域について、新たに17年度から21年度までの5カ年間の
過疎地域自立促進計画を定めるものです。計画は、地域の自立促進を図りながら、住民福祉の向上や雇用の拡大あるいは美しく風格のある国土形成に寄与することを目的としたもので、産業振興を始め保健・福祉・医療・教育などの幅広い分野の振興を図ることを内容とした総合的な計画となっております。この計画につきましては、今議会に議案を上程しておりますので、よろしくお願いいたします。 次に、四万十
グリーンツーリズム特区についてでございます。昨年6月に西土佐が四万十
グリーンツーリズム特区の認定を受けました。特区では、
農家民宿等における濁酒の製造免許の要件緩和の特例措置が適用されます。これを受けて、今年7月に2軒の農家民宿が濁酒製造の免許を取得し、製造に向けて準備を進めています。このように西土佐では
グリーンツーリズム特区を活用し、恵まれた自然を活かした
体験交流プログラムの開発や地産地消の推進、農家民宿の開業に向けた取り組みを進め、交流人口の拡大と地域の活性化を図っていきます。 次は、認知症の予防対策でございます。
認知症高齢者は年々増加しておりまして、家族や介護施設においては、その対応に苦慮しているケースが増えています。そうした中で、認知症に対する家族や地域住民の偏見・無理解を取り除き、見守りや支援の体制をつくることが緊急かつ重要な課題となっています。このため、
在宅介護支援センターや地域の団体等が参画し、
認知症高齢者とその家族に対する細かな対応と継続的なアフターケアを行うための
ネットワークを構築するよう、現在準備を進めています。今後
関係機関等の調整が順調に進めば、今年中には
ネットワークの立ち上げができるものと考えております。 次は、
乳幼児医療費助成についてでございます。現在、本市では県の補助制度に一部を上乗せし、入院は就学前まで、そして通院は3歳未満の方を対象に、医療費の自己負担の助成を行っておりますけれども、県は今年10月に補助制度の改正を行う予定で、助成対象を入院、通院とも通学前まで広げる一方で、その適用には所得制限等を設けることとなっています。そのため、県の新制度のみでは助成対象外や、また自己負担が必要となる場合がございますので、市の現行制度に県の新制度を継ぎ足す方法で改正を行いたいと考えております。 この方法で実施しますと、現在の対象者は引き続き対象となり、通院医療費については所得制限があるものの、新たに3歳以上の幼児の方も対象に含まれます。しかし、食事療養費については、県の制度改正により対象外となります。
乳幼児医療費助成につきましては、今議会に条例改正と関係予算を提案しておりますので、よろしくお願いをいたします。 次は、
木造住宅耐震診断事業でございます。昨年度から中村で取り組んでおります
木造住宅耐震診断事業につきましては、対象地域を西土佐まで広げて取り組んでいます。この事業は昭和56年5月以前に建築されました2階以下の木造住宅が対象で、今年度は申請のあった37件の診断を行うこととしています。 また、
木造住宅耐震診断事業と併せ、
密集住宅市街地耐震安全性調査事業も実施するよう準備を進めています。この事業は、密集市街地で地震が発生した場合、住宅の倒壊等により避難路が塞がり救援・消火活動が難しくなることから、事前に安全な避難路を確保することを目的としたものでございますが、今年度は中村百笑町の130戸を対象に実施する予定です。 次に、
中村中学校校舎改築事業です。これまでに校舎の一部にプレハブ仮校舎と
自転車置き場を設置いたしまして、職員室等の
引っ越し作業も終了しました。また、現校舎の
取り壊し工事についても、授業に使用する南校舎を除き、今月初めまでに全て完了しました。次いで新校舎の建築となりますが、
中村中学校校舎改築工事の契約議案を今議会に上程していますので、よろしくお願いいたします。 また、新校舎完成までの間、生徒達には施工にともなう騒音や部活動等において不自由な学校生活となりますが、部活動の練習場所を
安並運動公園に可能な限り確保する等、極力支障が出ないよう適切な対応を取っていきたいと考えております。 次に、
四万十川ウルトラマラソンですが、11回目を迎える今年の大会は10月16日に開催されます。現在、本市と十和村の
関係団体等で組織する
実行委員会が中心となり、最終の準備が進められています。 今大会の
申し込み状況ですが、岩手県を除く北海道から沖縄までの46都道府県から60km(キロメートル)の部と100kmの部合わせまして2,666名の方から申し込みがあり、その中から抽選で選ばれた1,800名のランナーが参加することとなっています。 また、
運営スタッフとして、ランナーの安全確保や大会運営を支えていただく
ボランティアについては、両市村の各種団体や事業所等に対し、約1,800名のご協力をお願いしています。 今年の大会も、これまで以上に参加したランナーや
ボランティア、そして市民にとって思い出深い大会となりますよう、
関係者一丸となって準備を進めています。 次に、芸術文化についてでございます。四万十市文化祭は、市内52団体の参加を得まして、44の行事が9月23日を皮切りに12月中旬まで開催されます。西土佐では、これまで行っていました村民文化祭を、今年は西土佐文化祭として12月の初旬に開催します。また、6月の地域公演では、たくさんの子供達に喜ばれた四万十川こども演劇祭ですが、11月と12月にはその第2弾として2つの舞台公演を予定しています。子供達にとって優れた芸術に直接出会える貴重な時間になることと思います。 また、大手ビールメーカーが環境保全活動と芸術文化活動の融合を目指して取り組んでいますアサヒ・エコアート・シリーズが、新規プロジェクトとして9月から12月にかけて四万十川流域を舞台に開催されることとなりました。津野山神楽と交響楽の融合をメーンイベントとして、様々な取り組みが行われる予定でございますが、四万十市ではヨンデンプラザでの音楽ワークショップと発表会、川崎小学校での子供参加の「かえっこ」というイベントなどが予定をされております。 次に、鉄道ですが、8月22日に宿毛駅の復旧工事が始まりました。工期は10月末で、11月初旬の宿毛線再開を目指します。 また、厳しい状況が続く土佐くろしお鉄道の経営につきましては、現在、会社と運営協議会で今年10月末の鉄道再生計画策定に向け協議を進めており、その中で人件費の削減や特急を含むダイヤの見直しなど、今後数年間を見通した経営改善策を検討しています。 そうした中、8月20日に中村・宿毛線関係市町村内の民間団体の皆様によりまして、土佐くろしお鉄道中村・宿毛線を守る
ネットワーク会議を立ち上げていただきました。このことは地域で支える鉄道の実現に向けた大きな一歩であり、大変ありがたく、また心強く思っております。今後は、
ネットワーク会議と共に鉄道の利用促進を図りながら、永く存続できる鉄道の形態について、一緒になって考えていきたいと思います。 次に、新市発足記念式典についてでございます。四万十市が発足した4月10日には、市関係者のみで簡素な開庁式を本庁及び支所で執り行いましたが、その後合併による大きな混乱もなく順調に新市に移行し、組織や事務体制も安定してきましたので、11月29日に市立文化センターにおいて新市発足記念式典を挙行すべく準備を進めております。式典の内容としては、国、県、近隣市町村の議会議員、その他関係者や市内の民間団体の代表者等をご案内して、公募していました新市の市章を始め、市の木、花、鳥、魚の決定披露や記念ビデオの上映等を行う予定でございます。 次は、行政改革の取り組みです。四万十市の第1次行政改革大綱につきましては、今年を初年度とする21年度までの5カ年間の計画を年末を目途に策定する予定です。 地方交付税や合併特例債等の合併に係る特例措置がある期間において、従来の行政から脱却した大胆かつ計画的な行政改革を断行し、市民との協働により安定・自律した行財政運営が可能となる効率的な組織にしていくことが最も重要です。 大綱は、市民との協働に根差した新市の建設、効率的・計画的・継続的な行政運営を目指した改革、自律的な財政運営を目指した改革の3つを基本に据えまして、更に重点的な取り組み項目を加味したうえで、実施計画と併せて策定することとしています。 また、大綱の策定並びに行政改革の推進に当たっては、庁内組織の四万十市行政改革推進本部と外部委員による四万十市行政改革推進委員会を立ち上げ取り組んでいきます。 次は、財政健全化です。去る8月11日、国において平成18年度予算の概算要求に当たっての基本的な方針が閣議了解されました。この中で、地方財政については、地方歳出全般について徹底的な見直しを行い、地方財政計画の歳出規模を引き続き抑制し、財源不足の縮小に努めると共に、地方団体の自助努力を促していくことを進め、地方交付税総額を抑制するとされておりまして、地方財政への締めつけは一層厳しさを増していきます。 こうした中、本市においては、旧市村で行ってきました財政健全化への取り組みや合併支援措置、合併によるスケールメリットなどにより一定の節減効果は現われていますけれども、依然として厳しい状況に変わりはありません。将来にわたって収支のバランスを保ちながら、持続可能な行財政運営を行っていくため、歳出規模の抑制など財政の健全化に今後も引き続き取り組んでいきます。 最後に、新庁舎建設の取り組み状況ですが、4月に設置しました庁内検討委員会は、これまでに3回の委員会を開催すると共に、本市と規模が類似する愛知県岩倉市と岡山県井原市の先進地視察を行い、新庁舎建設に係る基本指針の策定に向けて取り組みを進めています。 また、庁舎建設に伴う各種業務の進捗状況ですが、過日、庁舎の基本構想及び基本計画等の策定を目的とした業務を専門業者に委託しました。また、用地測量及び物件補償調査についても、地権者や関係の方々から調査時の立ち会いについてご協力いただけることになりましたので、こちらも専門業者に委託し取り組みを進めております。 今後の予定といたしましては、今年度中に用地費や物件補償費等を把握し、来年度から順次交渉を行うこととしています。 以上で6月定例会以降における主要課題等への取り組みにつき報告を終わります。ありがとうございました。
○議長(渡辺稔) 続いて、中平助役。
◎助役(中平正宏) おはようございます。 助役になりまして初めての定例会でございますので、一言簡単にご挨拶を申し上げます。 市長職務執行者の時には、皆様方に全面的なご協力をいただき、無事澤田市長に引き継ぎができましたことを、改めてこの場をお借りいたしましてお礼を申し上げます。 また、6月30日の議会最終日におきましては、助役、収入役、教育委員、監査委員等の選任同意にご同意をいただきましたこと、お礼を申し上げます。 今後は、四万十市勢発展のため全力を傾斜するつもりでございますので、今後とも議員各位のご指導、そしてご協力をよろしくお願いをいたします。 それでは、提案理由の説明をいたします前に、議案の訂正をお願いをいたします。 8月30日に事前にお届けをさせていただいております平成17年9月四万十
市議会定例会議案関係の書類中に、浄書誤りの箇所がございましたので、大変申し訳ございませんが、訂正いただくようお願いをいたします。 訂正をお願いする箇所は4カ所でございます。1カ所目でございますが、「第4号議案」の別冊であります平成16年度中村市
病院事業会計決算書でございまして、4ページの表外末尾に記載しております不足額の補填説明部分の記載ですが、その記載全部を正誤表のとおりご訂正いただきますようお願いをいたします。2カ所目でございますが、同じく「第4号議案」の別冊決算書の12ページの下から5行目の補填財源の記載を正誤表のとおりご訂正ください。3カ所目でございますが、同じく「第4号議案」の別冊決算書の13ページの2、議会議決事項の表中、3段目の右端に記載しております議決年月日が「平成16年7月23日」とありますのを「平成16年6月23日」とご訂正ください。4カ所目でございますが、「第21号議案」の別冊であります四万十市
過疎地域自立促進計画書、後期でございますが、17ページの末尾に記載しております、(5)計画期間の記載中、「平成21年」を「平成22年」にご訂正いただくようよろしくお願いをいたします。 以上、4カ所につきましては、本日机の上に正誤表を配付させていただいておりますので、ご訂正よろしくお願いをいたします。 (「助役、一旦着席してください」と呼ぶ者あり)
○議長(渡辺稔) お諮りいたします。 ただいま議案訂正の説明がありました。「第4号議案」並びに「第21号議案」の訂正については、お手元に配付しております訂正内容のとおり訂正することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(渡辺稔) ご異議なしと認めます。よって、「第4号議案」並びに「第21号議案」の訂正については、訂正内容のとおり訂正するに決しました。 提案理由の説明を続けます。 中平助役。
◎助役(中平正宏) それでは、私の方から議案を順次ご説明させていただきます。 なお、「第3号議案」から「第6号議案」までは、それぞれ水道課長と
市民病院事務局長からご説明させますので、あらかじめご了承ください。 初めに、「第1号議案」と「第2号議案」でございますが、専決処分の承認を求めるものでございます。 まず、「第1号議案、平成17年度四万十市
一般会計補正予算(第2号)」でございます。予算書の1ページをお開き願います。 歳入歳出予算の補正でございますが、4,502万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を202億9,079万2,000円とするもので、衆議院の解散に伴いまして、9月11日に投開票されます衆議院議員選挙に要する経費の補正でございます。 なお、この補正予算は平成17年8月8日付で専決処分を行っております。 次に、「第2号議案、平成17年度四万十市
下水道事業会計補正予算(第1号)」でございます。予算書の1ページをお開き願います。 歳入歳出予算の補正でございますが、2,930万円を追加し、歳入歳出予算の総額を15億5,522万3,000円とするものでございます。 4ページをお開きください。地方債の補正でございますが、下水道高資本費対策借換債2,930万円の補正を行ったものでございます。 これは公共下水道事業の金利負担の軽減を図ることを目的とし、平成10年度から実施しているもので、一定の要件に該当すれば、既に借り入れしている年利率6.0%以上の起債について借り換えができるものでございます。借り換え利率は1.95%でございまして、今年度分の借り換えにより約1,118万円の金利負担の軽減が図られるものでございます。 9ページをお開き願います。歳出でございますが、2款公債費2,930万円の補正は、既に借り入れしています年利率6.7%の起債1件の借り換えによります繰上償還金でございます。 8ページの歳入は、歳出と同額の下水道高資本費対策借換債でございます。 なお、この補正予算につきましては、借換債の割当額が6月30日に決定をし、起債の借入申込期限が7月4日でございましたので、平成17年7月4日付で専決処分を行っております。 続きまして、「第7号議案、平成17年度四万十市
一般会計補正予算(第3号)」でございます。予算書の1ページをお開き願います。 歳入歳出予算の補正でございますが、4,351万8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を203億3,431万円とするものでございます。 次の債務負担行為の補正並びに地方債の補正につきましては、後程ご説明をいたします。 それでは、歳出の主なものをご説明いたします。 16ページをお開きください。1款議会費は議員1名の辞職に伴います議員報酬費等420万1,000円の減額が主なものでございます。 17ページからの2款総務費では、新市章募集・選考に要する経費65万3,000円、新市発足記念式典の開催経費227万9,000円などの補正をお願いしております。 また、18ページの1項16目情報化推進費での合併関連費1,221万2,000円の減額は、行政事務処理システムの統合に要しますシステムリース料の確定に伴うものでございます。 また、3項1目戸籍住民基本台帳費の合併関連費575万2,000円の減額は、本籍地の変更通知事務が予定より早く完了したことによりまして、臨時職員雇用経費を減額したものでございます。 19ページからの3款民生費では、児童扶養手当742万5,000円の補正が主なものでございます。 21ページをお開きください。4款衛生費では、通院に係る幼児医療費の助成対象を就学前まで拡大することとし、526万9,000円の補正をお願いしております。 また、病院群輪番制病院運営1,998万6,000円の減額は、休日・夜間の救急医療確保のための運営補助金について、関係市町村での検討並びに幡多医師会との協議の結果、平成17年度は3分の1に減額し、平成18年度から廃止することとしたものでございます。 22ページをお開きください。6款農林水産業費は、田野川地区の農道舗装を行いますこうち農業確立総合支援に1,000万円、西土佐地区での残土対策工事に800万円の補正のほか、レンタルハウス整備1,212万3,000円の減額などが主なものでございます。 23ページの商工費では、大河ドラマ「功名が辻」高知県推進協議会への負担金として40万円をお願いしております。 24ページをお願いします。8款土木費では、国・県の事業採択の確定に伴いまして、各市道改良の事業費の見直しを行っております。また、崖崩れ対策4,500万円は、県の補助対策見込みによる補正でございます。 26ページをお願いいたします。9款消防費1項2目非常備消防費では、費用弁償を201万4,000円減額し、団員報酬を235万1,000円増額しておりますが、これは合併に伴い、西土佐地区の消防団員につきまして、出務に応じた費用弁償の支給から年額での報酬の支給へ制度を統一したことによるものでございます。また、消防団員の活動服を統一するため消防団員貸与品85万9,000円の補正もお願いをしております。 27ページからの10款教育費は、学校再編検討委員会28万8,000円、
安並運動公園ブルペン設置708万1,000円などの補正が主なものでございます。 次に、歳入でございますが、10ページにお戻りいただきますようお願いをいたします。 9款地方特例交付金30万3,000円、10款地方交付税の普通交付税1億223万1,000円は、算定額の確定に伴います補正でございます。 12款分担金及び負担金以下の歳入につきましては、それぞれ歳出に見合う額を計上しておりますので、ご参照ください。 6ページにお戻りください。第2表債務負担行為補正でございます。 「中村市・西土佐村行政事務処理システム統合に要する経費」でございますが、歳出で申し上げましたとおり、システムリース料の確定に伴いまして限度額を減額するものでございます。 次の第3表地方債補正でございますが、起債の目的、限度額、起債の方法等は、それぞれ記載のとおりでございます。 続きまして、「第8号議案、平成17年度四万十市
国民健康保険会計事業勘定補正予算(第1号)」でございます。特別会計補正予算書の1ページをお開きください。 歳入歳出予算の補正でございますが、1,723万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を40億1,153万3,000円とするものでございます。 10ページをお開き願います。歳出は、8款諸支出金1,695万円の補正が主なものでございますが、平成16年度分の支払基金交付金並びに国庫負担金の精算に伴います返還金でございます。 8ページにお戻りください。歳入につきましては、それぞれ歳出に見合うものを計上しておりますので、ご参照ください。 次に、11ページをお開き願います。「第9号議案、平成17年度四万十市
鉄道経営助成基金会計補正予算(第1号)」でございます。 歳入歳出予算の補正でございますが、4,765万7,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を5億2,926万1,000円とするものでございます。 19ページをお開きください。歳出でございます。 1款諸支出金は、鉄道経営助成基金積立金86万9,000円の減額でございますが、四万十市を含め関係市町村の負担金額が確定したことに伴います補正でございます。 2款鉄道経営助成事業費では、本年3月に発生しました列車事故による宿毛駅復旧工事に対します助成金4,852万6,000円の補正をお願いしております。 18ページの歳入につきましては、1款分担金及び負担金以下、それぞれ歳出に見合うものを計上しておりますので、ご参照ください。 次に、21ページをお願いいたします。「第10号議案、平成17年度四万十市
介護保険会計保険事業勘定補正予算(第1号)」でございます。 歳入歳出予算の補正でございますが、2,755万5,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を27億7,560万2,000円とするものでございます。 それでは、29ページをお開きください。歳出でございます。 5款諸支出金2,524万5,000円の補正は、平成16年度分の支払基金交付金並びに国・県負担金の精算に伴います返還金でございます。 28ページの歳入につきましては、それぞれ歳出に見合うものを計上しておりますので、ご参照ください。 次に、31ページをお願いいたします。「第11号議案、平成17年度四万十市
簡易水道事業会計補正予算(第1号)」でございます。 歳入歳出予算の補正でございますが、326万7,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を10億8,276万9,000円とするものでございます。 39ページをお開きください。歳出でございます。 2款建設事業費でございますが、西部統合簡易水道施設整備1,755万9,000円の減額につきましては、横瀬川ダム建設工事に対します負担金が減額となったことによるものでございます。また、四万十統合簡易水道施設整備1,429万2,000円の補正につきましては、実崎地区の配水管布設替工事を追加施工する必要が生じたものでございます。 38ページの歳入につきましては、それぞれ歳出に見合うものを計上しておりますので、ご参照ください。 34ページにお戻りください。第2表地方債補正でございますが、起債の目的、限度額、起債の方法等は、それぞれ記載のとおりでございます。 次に、議案書をお開き願います。 「第12号議案、四万十市公の施設の
指定管理者の指定の手続等に関する条例」でございます。 地方自治法の改正により、公の施設の公共的団体等への管理委託制度が
指定管理者制度へ変更されることに伴い、それぞれ公の施設における
指定管理者の指定の申請、手続、その他報告事務等について統一的な取り扱いを求めるものでございます。 次に、「第13号議案、四万十市公の施設における
指定管理者の管理等に係る関係条例の整備に関する条例」でございます。 これも地方自治法の一部改正を受け、公の施設について従来の管理委託から
指定管理者への制度改正とするため、「四万十市防災センターの設置及び管理に関する条例の一部改正」ほか37件の条例を改正し、
指定管理者に行わせる業務の内容等を整備するものでございます。 次に、「第14号議案、四万十市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例」でございます。 これは地方公務員法の改正により、平成17年4月から職員の任用、給与、勤務時間その他の勤務条件、分限及び懲戒、服務、研修及び勤務成績の評定等について、条例で定めるところにより公表を行うこととされたことを受け、今回その条例を定めるものでございます。 次に、「第15号議案、四万十市漁港区域内における行為の規制に関する条例」でございます。 漁港漁場整備法の改正により新たに漁港管理者の許可権限とされた漁港施設外の漁港区域内の水域及び公共空地における行為の制限項目について、その許可の手続等を定めるものでございます。 次に、「第16号議案、四万十市
都市計画審議会条例」でございます。 都市計画法第77条の2の規定に基づき、市町村都市計画審議会を設置するため、その組織及び運営について必要事項を定めるものでございます。 次に、「第17号議案、議会の議員その他非常勤の職員の
公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例」でございます。 刑事施設及び受刑者の処遇等に関する法律の施行により、各法律により「監獄」とされている用語が「刑事施設」と改められ、地方公務員災害補償法についても同様に改正がなされたことを受け、市条例中の用語を改正するものでございます。 次に、「第18号議案、四万十市
福祉医療費助成に関する条例の一部を改正する条例」でございます。 これは先程の補正予算でもご説明をいたしましたが、高知県乳幼児
福祉医療費助成制度が改正されることにより、県の助成制度を最大限活用した市の助成制度に改めるため、所要の改正を行うものでございます。 次に、「第19号議案、
幡多公設地方卸売市場の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例」でございます。 平成16年2月の卸売市場法の改正及び平成17年3月の高知県卸売市場条例の改正により、地方卸売市場においてもネット取引等の業務の多様化、取引情報の公開及び品質管理の徹底等の規定の整備を行う必要があるため、所要の改正を行うものでございます。 次に、「第22号議案、四万十市道路線の廃止について」と「第23号議案、四万十市道路線の認定について」は関連もございますので、一括してご説明をいたします。 「第22号議案」は、緑ヶ丘1号線ほか2路線の市道を延長するため廃止するものでございます。「第23号議案」は、廃止した3路線も含め、南中山1号線ほか21路線を認定するものでございます。 次に、「第24号議案、
こうち人づくり広域連合規約の一部変更について」でございます。 四万十市及び吾川郡仁淀川町の発足に伴い、当該広域連合規約の一部を変更することについて、地方自治法第291条の11第1項の規定に基づき議会の議決を求めるものでございます。 なお、「第22号議案」、「第23号議案」につきましては、議案関係資料として位置図を添付しておりますので、ご参照いただきますようお願いをいたします。 議案につきましては以上でございますが、「市がその当事者である事件の和解について」並びに「損害賠償の額の決定及び和解について」専決処分を行っておりますので、ご報告を申し上げます。 お手元に資料をお配りしておりますが、「市がその当事者である事件の和解について」は、事件の概要、和解の内容等は記載のとおりでございます。 なお、相手方は少年とその保護者ですので、特段の配慮が必要と考えまして、住所、氏名を黒塗りとさせていただいていますが、ご了承いただきますようにお願いをいたします。 また、「損害賠償の額の決定及び和解について」も、損害賠償額、専決年月日、事故の概要は記載のとおりでございますので、よろしくお願いをいたします。 以上で私の方より説明を終わります。どうもありがとうございました。
○議長(渡辺稔) 続いて、浜口水道課長。
◎水道課長(浜口貞雄) それでは、私の方から「第3号議案、平成16年度中村市
水道事業会計決算の認定」につきましてのご説明を申し上げます。 まず、事業概要につきましてご報告をいたします。平成16年度中村市
水道事業会計決算書の11ページをお開きください。 本年度の決算状況は、営業収益4億4,221万6,832円で、対前年度比100.2%、営業外収益399万8,957円で、対前年度比31.3%、特別利益3万400円となりましたが、この営業外収益の落ち込みは、新設分担金収入を営業外収益から営業収益へ科目変更をしたものでございます。 合計事業収益は4億4,624万6,189円で、対前年度比98.3%となりました。 また、営業費用は2億9,461万7,815円で、対前年度比96.7%、営業外費用は1億2,755万8,800円で、対前年度比95.4%、特別損失は148万541円となり、合計事業費用4億2,365万7,156円で、対前年度比96.1%となりました。 損益計算におきましては、税抜き経理によりまして、1,474万4,278円の純利益が生じております。また、有収水量は386万5,954m3(立方メートル)で、対前年度比98.3%となりました。 次に、主な建設改良事業でございますが、古津賀、竹島、荒川、平野、双海地区等の配水管布設工事を行いまして、右山地区には耐震性貯水槽設置工事を施行をいたしました。 以上が事業の概要でございます。 1ページにお戻りください。収益的収入及び支出でございますが、収入、第1款事業収益、予算額4億5,430万円に対しまして、決算額4億4,624万6,189円でございます。 その内訳といたしましては、第1項営業収益4億4,221万6,832円で、その主なものは給水収益、手数料、新設分担金等でございます。次に、第2項営業外収益399万8,957円で、その主なものは起債償還利子に係る一般会計分担金や受取利息等でございます。次に、第3項特別利益3万400円、これは過年度損益修正益でございます。 次に、支出でございますが、第1款事業費用、予算額4億3,567万4,000円に対しまして、決算額4億2,365万7,156円となっております。 その内訳といたしましては、第1項営業費用2億9,461万7,815円で、その主なものは原水及び浄水費、配水工事費、給水費、業務費、総係費等に要する経費や各資産の減価償却費等でございます。次に、第2項営業外費用1億2,755万8,800円、その主なものは企業債利息等でございます。次に、第3項特別損失148万541円、これは過年度損益修正損でございます。 次に、2ページをお願いいたします。資本的収入及び支出でございますが、収入、第1款資本的収入、予算額1億7,701万円に対しまして、決算額1億6,307万7,759円となっております。 この内訳でございますが、第1項企業債1億5,000万円と第2項負担金956万7,000円、第3項他会計出資金351万759円でございます。 次に、支出でございますが、第1款資本的支出、予算額3億5,593万2,000円に対しまして、決算額3億3,277万3,707円でございます。 その内訳といたしましては、第1項建設改良費1億8,666万1,666円で、その主なものは工事請負費等でございます。第2項企業債償還金1億4,611万2,041円でございます。 なお、工事の概要につきましては13ページに記載をいたしておりますので、ご参照いただきたいと思います。 以上の結果、資本的収入額1億6,307万7,759円が資本的支出額3億3,277万3,707円に対する不足額1億6,969万5,948円は、過年度分損益勘定留保資金5,765万1,642円、当年度分消費税資本的収支調整額770万3,929円、減債積立金3,000万円及び当年度分損益勘定留保資金7,434万377円で補填をいたしました。 次に、3ページをお願いいたします。消費税抜きの損益計算書でございますが、営業利益におきまして、営業収益4億2,130万7,488円に対しまして、営業費用2億8,986万6,449円となっておりまして、差し引き1億3,144万1,039円の営業利益となっております。 次に、経常利益でございますが、営業外収益399万8,721円に対して、営業外費用1億1,931万5,600円となっておりまして、差し引き1億1,531万6,879円の収入不足でございますが、経常利益といたしましては1,612万4,160円となっております。 また、特別利益3万158円、特別損失が141万40円でございますので、これを差し引きまして1,474万4,278円の当年度純利益となっているものでございます。 次に、6ページをお願いいたします。利益剰余金の処分につきまして、ご提案申し上げます。 当年度未処分利益剰余金9,339万9,662円は、前年度の繰越利益剰余金7,865万5,384円に当年度の純利益1,474万4,278円を加えたものでございます。 このうち100万円を減債積立金として積み立て、差し引き9,239万9,662円を翌年度繰越利益剰余金とするものでございます。 以上、説明申し上げましたが、その他、貸借対照表、附属明細書につきましては説明を省略させていただきます。 以上で「第3号議案」の説明を終わらせていただきます。 続きまして、「第5号議案、平成17年度中村市
水道事業会計決算の認定」につきまして、ご説明を申し上げます。 決算書の11ページをお開きください。事業報告の総括事項でございますが、本年度の決算状況は4月1日から9日間までの短期間であり、給水収益が1万4,630円、手数料収益が2万5,191円で、新設分担金12万6,000円、雑収益94円の合計事業収益16万5,915円となりました。 また、営業費用は年間委託契約締結に要する経費であり、支払いは新市の予算で支出を行うため、全て不用額といたしたところでございますが、消費税確定計算におきまして、納税消費税に不足を来したため、地方公営企業法第24条第3項の規定に弾力条項を適用いたしたところであります。 そして、損益計算におきまして税抜き経理によりまして15万9,221円の純利益を生じました。 以上で「第5号議案」の説明を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長(渡辺稔) 続いて、茶畑
市民病院事務局長。
◎
市民病院事務局長(茶畑真澄) それでは、私の方から「第4号議案」及び「第6号議案」につきましてご説明申し上げます。 先程、助役から浄書誤りの箇所の訂正をお願いいたしましたが、申し訳ございませんでした。 まず、「第4号議案、平成16年度中村市
病院事業会計決算の認定」についてご説明申し上げます。 初めに、事業概要につきましてご報告申し上げます。決算書の12ページをお開き願います。 平成16年度の病院事業につきましては、公立病院としての公共性を十分認識し、地域住民に安定した医療の提供を行うよう努力を行ってまいりました。 次に、利用患者の状況でございますが、病院部門においては、延べ入院患者数4万3,607人、前年度比1,093人の減、延べ外来患者数7万7,370人、前年度比5,699人の減となりました。 患者数減の要因につきましては、健康保険法等の改定による高齢者医療やサラリーマン本人の一部負担金のアップなどによる受診抑制であると思われ、連年において外来患者数減少の影響を受ける結果となりました。 これに対し、中医学部門では、診療部門7,066人、前年度比231人の増、鍼灸部門5,582人、前年度比386人の増となり、前年に引き続き患者数増となり、中医学が地域住民に広まってまいりました。 次に、経常収支では、病院部門で収益27億5,007万5,000円、前年度比1億5,724万9,000円の減となり、これに対し費用が29億1,113万7,000円、前年度比5,879万1,000円の増であったことから、1億6,106万2,000円の損失となりました。 費用増の主な要因としては、費用抑制の努力は行っておりますが、平成16年度は退職者が6名であったことによるものです。 中医学部門では、収益1億2,591万6,000円、前年度比197万4,000円の減、費用も同額で、一般会計からの繰り入れにより差し引き0円となっておりまして、特別損失を含めた病院部門と中医学部門の合計では、総収益28億7,599万1,000円に対し、総費用は30億3,792万8,000円となり、差し引き1億6,193万7,000円の純損失となりました。 次に、資本的収支では、収入1億709万2,000円に対し、支出1億6,201万3,000円で、差し引き5,492万1,000円の不足となり、この不足額につきましては、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額、過年度分損益勘定留保資金、減債積立金及び当年度分損益勘定留保資金で補填いたしました。 以上が平成16年度の病院事業概要でありますが、病院を取り巻く環境はますます厳しくなると予想されます。これからも地域の中核病院として、また市内唯一の救急病院として地域医療の確保を行い、地域住民の健康増進に寄与できる病院づくりを目指して努力してまいります。 それでは、1ページにお戻りください。平成16年度病院事業決算報告書についてご説明申し上げます。 収益的収入及び支出、収入、第1款病院事業収益、予算額29億2,112万7,000円に対し、決算額は27億5,418万806円で、予算に対する決算比は94.3%となっております。内訳は、第1項医業収益が26億7,617万365円、第2項医業外収益が7,801万441円でございます。 第2款附帯事業収益、予算額1億4,331万2,000円に対し、決算額1億2,687万483円で、予算に対する決算比は88.5%となり、収益合計で予算額30億6,443万9,000円に対し、決算額28億8,105万1,289円で、予算に対する決算比は94%となっております。 備考欄に仮受消費税を記載しておりますので、ご参照いただきたいと思います。 2ページをお開き願います。支出、第1款病院事業費用、予算額29億8,023万6,000円に対しまして、決算額29億1,353万7,340円でありまして、予算に対する支出割合は97.8%でございます。不用額6,669万8,660円で、給与費、材料費が主なものでございます。 支出の内訳は、第1項医業費用28億7,232万4,506円、第2項医業外費用4,033万8,081円、第3項特別損失87万4,753円となっております。 第2款附帯事業費用、予算額1億4,331万2,000円に対しまして、決算額1億2,687万483円でありまして、予算に対する支出割合は88.5%でございます。不用額は1,644万1,517円で、給与費、材料費、研究研修費が主なものでございます。 支出合計では、予算額31億2,354万8,000円に対しまして、決算額30億4,040万7,823円で、予算に対する支出割合は97.3%でございます。 備考欄には仮払消費税を記載しておりますので、ご参照いただきたいと思います。 次に、資本的収入及び支出でございます。収入、第1款資本的収入、予算額1億1,499万2,000円に対しまして、決算額は1億709万1,475円で、予算対比は93.1%でございます。収入の内訳は、第1項企業債3,000万円、第2項他会計補助金7,709万1,475円でございます。 4ページをお開き願います。支出、第1款資本的支出、予算額1億7,781万5,000円に対しまして、決算額は1億6,201万2,873円で、予算に対する支出割合は91.1%でございます。不用額1,580万2,127円は備品購入費が主なものでございます。 支出の内訳は、第1項建設改良費5,419万8,949円、第2項企業債償還金1億781万3,924円でございます。この資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額5,492万1,398円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額258万901円、過年度分損益勘定留保資金3,048万5,489円、減債積立金1,930万円及び当年度分損益勘定留保資金225万5,008円で補填いたしました。 6ページをお開き願います。損益計算書でございますが、この計算書につきましては、収益及び費用から消費税を抜きまして相殺した後、医業外費用の中で一括計上して経理をしております。 まず、1、病院事業の医業収支でございますが、医業収益26億7,241万9,838円、医業費用が28億806万8,752円でございまして、差し引き1億3,564万8,914円の医業損失となっております。 医業外収支におきましては、医業外収益が7,765万4,936円、医業外費用が1億306万8,704円でございまして、差し引き2,541万3,768円の医業外損失となっておりまして、医業収支と合わせた病院分の経常収支は1億6,106万2,682円の経常損失となりました。特別損失は87万4,753円でございまして、差し引き、病院分の損益収支は1億6,193万7,435円の純損失となったところでございます。 2、附帯事業は、収益1億2,591万5,858円に対し費用も1億2,591万5,858円で、収支同額となっております。 以上のことから、当年度の純損失は1億6,193万7,435円となり、前年度からの繰越欠損金が6億7,324万7,290円でございましたので、差し引き当年度の未処理欠損金は、8億3,518万4,725円となったところでございます。 8ページをお開き願います。剰余金計算書でございます。 まず、利益剰余金の部でございますが、減債積立金は前年度末残高が1,930万円で、当年度処分額が1,930万円でございましたので、当年度末残高は0円となりました。 欠損金につきましては、ただいま申し上げましたように、前年度未処理欠損金が6億7,324万7,290円でございましたが、当年度純損失が1億6,193万7,435円となりましたので、当年度未処理欠損金は8億3,518万4,725円となっております。 次に、資本剰余金の部でございますが、寄附金は当年度末残高が360万7,759円となっております。 他会計補助金は、前年度末残高が3億838万5,724円で、当年度発生高が1,209万9,475円で、当年度末残高が3億2,048万5,199円となりまして、翌年度繰越資本剰余金は3億2,409万2,958円となったところでございます。 9ページの貸借対照表につきましては、説明を省略させていただきたいと思います。 また、14ページ以降に附属書類を添付しておりますので、ご参照いただきたいと思います。 次に、「第6号議案、平成17年度中村市
病院事業会計決算の認定」につきましてご説明申し上げます。 決算書の10ページをお開き願います。平成17年度の決算状況につきましては、4月1日から4月9日までの短期間でありまして、利用患者の状況でございますが、病院部門においては、延べ入院患者数1,092人、延べ外来患者数1,769人となり、中医学部門では、診療部門133人、鍼灸部門157人となりました。 次に、経常収支では、病院部門で収益727万8,000円となり、これに対し費用が966万2,000円であったことから、238万4,000円の損失となり、中医学部門では収益66万8,000円となり、これに対し費用が28万9,000円であったことから、37万9,000円の利益となっておりまして、病院部門と中医学部門の合計では、総収益794万6,000円に対し、総費用は995万1,000円となり、差し引き200万5,000円の純損失となりました。 以上で「第4号議案」及び「第6号議案」の説明を終わらせていただきます。
○議長(渡辺稔) 以上で提案理由の説明を終わります。
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○議長(渡辺稔) 日程第4、平成17年6月定例会より継続調査の所管事項調査を議題といたします。 本件に関し、各常任委員長の報告を求めます。 先に、宮本博行総務常任委員長。